2014年10月30日木曜日

Trick or Treat!

このままでは10月のエントリーが無くなるという危機感のみからの急遽書き込み。

最近細かな手の動きがぎこちなくなり、キーボードの打ち込みなどが実にやりにくくなった。客観的には震えこそないと思えるのだが、実際には軽く震えがあるらしく、その証拠に電子カルテの記載にしばしば、”っ”がまじり混む。ご存知のように、子音の二重打ちは「っ」と変換されるように大概の日本語変換ソフトは設定されている。

私の場合、「っ本患者はコンッ月初めっごろから意欲っ減退がっ進行し…」てな具合。子音のキーで二重押しを気づかぬ間にしているのである。職場の電子カルテPCの日本語変換アプリがトンでもなく馬鹿なこともあり、気がついたらありえないような記載になっていることもしばしば。

私みたいな肥満傾向のある人間はパーキンソン症候群に悩まさることは稀だと勝手に思い込んでいたんですがね。その根拠は今まで診たパーキンソン症候群の患者にデブはいなかったということだけなんだが。もしかしたらデブのパーキンソン病の初回例というのを自分で演ずることになるのかも。

ここまで書いて表題と無関係なことに気づいた。私の住処の目の前には某大手コンビニが有り、今月中なら店員に"Trick or Treat!"と声をかけるとキャンデイがもらえるキャンペーンをやっているんだそうだ。ほぼ毎日そこを利用する私なのだが、やはり恥ずかしくてそんなことは言えず、いまだキャンディは貰えていない。

まあいいわ、キャンデイなんて欲しいわけでもなし、と自分を納得させているのだが、これは老化に伴う柔軟性の消失と言う奴かもしれない。手の動きのぎこちなさと言い、自覚していない振戦の進行といい、確実な老化所見が増多してきているのは間違いない。ハロウインもまた避けがたい老化といつかは来る死への覚悟を迫る文化的装置なんだなぁと、何故か先走って見当外れに思いこむ晩秋の一日なのだった。