2016年2月14日日曜日

グリルダッチオーブンその後

先月衝動買いしてしまったグリルダッチオーブンなる料理器具であるが、予想以上に有用性が高い。根菜類とベーコンなんかを適当に蒸焼きするだけでそれなりの清貧ディナーが出来て、しかもあまり洗い物がでないところが孤老生活にはうってつけ。

もっとレパートリーを広げようと、アップルパイに挑戦。冷凍庫の奥に3年は寝かせてあった(しかも引っ越しの時一度溶けたはず)冷凍パイシートを発見したのと、スーパーで珍しく紅玉を売っていたのでその気になった。

食ったことはあっても作ったことは勿論ないが、多分リンゴのバター砂糖煮みたいなのを作ってそれをパイ皮で包んで焼きゃいいんだろうと、はなはだアバウトな目論見で作業開始。ちょっと不安だったのでクックパッドあたりでカンニングもしておくが、結局ほとんど自己流。クッキングシートとか、パイ皿なんか面倒で使ってられない。

一番の問題は温度と時間であるが、どうせグリルには低中高の三段階しかないし、焼けたかどうか見りゃ判るだろうと、普通の料理と同じ10分強、火力強にセット。結果として表面が少し焦げてしまったものの、まあ何とか形になった。一人で食うにはちょっと多かったので、3分の2ほどを翌日職場に持って行ったらそれなりの評価。お世辞は素直に受け取っておこう。

今年の義理チョコのお返しはこいつで行こうと、3年ものではないパイシートをまたも備蓄するのだが、次回もお世辞が返ってくるかどうかは不明。何となく落語の「寝床」を思い出す嵐の日曜日なのだった。