ここ何日か雨や曇が続いていたのが、久々に夕方になって晴れあがり、赤富士の如き山頂が顔を出している。引っ越してきた我が家からは一応富士山が見えるのだが、残念なことに手前のビルに半分ほど隠れてしまうのと、大きくベランダから身を乗り出さないといけないのが難点である。
最近不運が続いており、つるりとしたスマホなどで安易に写真を取ろうとすると取り落として大事故の加害者になってしまいそうなので、引越し荷物の底の方から回収した10年前ぐらいのデジタル一眼を持ち出し、ストラップが劣化していないことをよく確かめて写真を撮るべくベランダへ。
当然のごとく電池切れで、慌てて家捜しして電池を入れ替えている間に薄暗くなってしまったが、やはり富士は富士。勇壮かつ華麗な姿を暮れなずむ夕空に留めていてくれる。こちらの寿命が尽きるまでは、視界を遮る新しいビルが建たないことを願いつつ、今日一日の無事を富士に感謝する夕暮れなのだった。
事故の後遺症等なさそうな様子なので安心いたしました
返信削除安藤拝