2014年3月6日木曜日

確定申告

ズルズルと引き延ばしていたが、今日ついに覚悟して確定申告のために税務署に出かける。結構朝早く出かけたつもりなのに、着いてみれば既にディズニーランド並みの行列ができている。一時間近く並んだ末に、やっと受付に到着。こちらが請求できる経費は生命保険費と医療費ぐらい。結構ぼったくられるだろうと覚悟して会場のパソコンに向かう。

ちょっと前までは自宅でe-Taxというオンライン申告をしていた。亡き妻の医療費も高額だったのでそれなりに還付もあった。具体的メリットがあると真面目に申告もするが、それがなくなるとだんだんいい加減になり、PCの機種を変えてアプリが使えなくなり、利用者番号やパスワードも忘れ、しばらく途絶えてしまっていた。

なにせe-Taxを利用したせいか、申告の案内も来なくなるのである。必要なことなら催促ぐらい来るだろうと高を括っていた。それが少額とはいえ、一部の年金が振り込まれるようになって、手元に数枚の源泉徴収書が集まり、それらに全て「申告しろ」と強要する文書が添えられていると、さすがの私も遵法精神を発揮するしかなくなったというわけ。

多分、不労所得ともいえる年金の半分ぐらいは召し上げられるんだろうなと覚悟して作業を進めると、結局ほぼ全額に等しい追加納税を指示される。不労所得許さずという、国家の意志を感じる結果である。ちゃんと働け、ズルするな、ラッキー収入は世のため人のために差し出せということであろう。国民を崖から突き落として力を引き出そうという、ライオンの如き国家の親心に感激するしかない。

今月17日までに支払えと言われたが、どうせ払わないといけないのならと、税務署の帰り、銀行によって税金を納付。納税という国民の義務を果たし、意気揚々と帰宅と言いたいが、老後の蓄えがまたこれで減ってしまったという当惑が正直なところ。来年は何があって還付されるよう、あらゆる手段を尽くそうと決心する。

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