駅前に前から気になっているキッチンウェアの店があり、一度入ってみようと思っていたのだが、何となく価格設定が高そうで入りそびれていた。田舎街とはいえ、駅前で鍋釜売るからにはそれなりの採算目論見もあるだろうし。
たまたまお好み焼き用のコテ(テコとも言うがどちらが正しいのかは知らない)が必要となり、いい機会とばかりに入ってみる。そして10分余の探索の末、ここには売っていないという結論。関東だから仕方ないのかなと思ったが、もんじゃ焼きのヘラもなかったので、粉モンには関わらぬという店主のポリシーなのかもしれない。
そこでサッサと帰ればいいのだが、一大決心で入ってきたからにはなにか買わないとイカンと言う気分になり、と言って何万もする和包丁などには手が出ない。そこで見つけたのがこの「バナナスタンド」。冷蔵庫に入れると痛みがかえって早いバナナの保存に役立ち、それ自体がオブジェにもなるという触れ込み。
オブジェになるかどうかは疑問ながら、たしかに横置きしていると底面から痛むバナナの保存には誠に適したものであるように思える。朝飯はバナナだけで済ますことが多い私には、バナナの合理的長期保存は重要問題である。値段も二割引き900円との事で、役に立たなくてもそうダメージはないだろうと購入。
実際に使ってみると…。やはり3日もすれば皮は黒ずみ、そうたいして長期保存を可能にしてくれるわけではない。確かに一部が先に真っ黒けという事態は少なくなるけれど。ええい、ここはバナナオブジェ機能だけでも享受しようと気持ちを切り替えるが、全体が黒ずんだバナナはそう鑑賞に耐えるものではない。アマゾンでは1200円ほどで売っていた、と言うのが唯一の救いかな。
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