2015年8月3日月曜日

タワシと歩く品川の夜

一昨夜品川で衝撃の光景を目撃したのを忘れていたので本日報告。一昨夜帰宅しようと品川の駅前に降り立つと、前を歩く50がらみのサラリーマン風男性が何かを引きずっているのに気づいた。

ペットを連れて散歩しているのかと思ったが、どう見ても会社からの帰りという雰囲気で、わざわざペットを連れ出して来たとは思えない。その上、そもそもリードに繋がれたペットと思われたものは、間違いなく亀の子タワシそのものなのだった。

それもひとつは純正亀の子タワシで、もうひとつはタワシで作られた亀のフィギュア。それをペット用リードにつなぎ、二匹(?)仲良く引きずっているのである。人々がチラリとタワシに視線を注ぎ、なかったことのようにしながら飼い主(?)たるサラリーマン風男性の顔をうかがって通り過ぎて行くのだが、当の男性はいささかもたじろがない。

これは何なのだろうかといくつか可能性を考えてみた。

①これは亀の子タワシ製作販売企業によるバイラルCMキャンペーンで、スポンジタワシ製品に対するシェア回復を狙った社運事業である。
②引きずっている人は飼っていたリアル亀を病気で失い、未だ受け入れられぬその死に対する喪の作業をこうしたパーフォマンスで遂行しようとしている。
③あれは一見タワシとタワシ製フィギュアに見えるが、実はペットとしても最適な新種生物である。
④実はあのタワシのほうがが男性を操っている知的存在で、この世界を征服せんとする野望の示威行動なのだ。

段々バカバカしくなってきたのでここらで止めるが、品川とはいえさすが首都トーキョー。私みたいな田舎者には想像もつかないことが起こっているんですなぁ。

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