ちょっと前にWindows 8に「格安で」アップグレード出来るというキャンペーンがあり、当然お調子者の私はそれをに乗っかったのだが、マヌケなことに32ビット版を入れてしまった。私はPC作業はすべてMac Bookですましており、デスクトップのWindowsマシンはいい歳をしてゲームをするだけなのである。32ビットOSでは最近の重厚長大なゲームなど走らず、結局以前のWindows 7の64ビット版をインストールしなおして使っていたのである。
その過程で「格安に」アップグレードした8は消えてしまい、再アップグレードには普通の料金がかかることが判明することになる。ちゃんとバックアップしとけば良かったんだが、そういう着実なことは絶対行えない体質なもので。当然今回もバックアップなどなし。消えてしまえば焼け跡闇市からやり直しである。こうして私はエントロピー増加の危機を逃れているわけ。ワイルドだぜぇー。
もっとも今回のアップグレードは実にスムーズに進み、2時間足らずで終了。本質的に何が変わっているのかはよく判らないが、少なくとも見た目は確実にお洒落になっていることは実感できる。Edgeというブラウザもなかなか格好良く、画面に書き込みができるという機能も素晴らしい。と言いつつ何を書いたらいいのか判らないので「へのへのもへ」を余白に書いただけ。「ピン止めしますか?」と言うような選択肢が出てきたがあれは何だったんだろう。
早速Grand Theft Auto Vを起動。ちょっとカクカク引っかかり動作が増えたような気がするがまあ普通に動く。ゲーム進行のほうは最低で、主人公の一人は中国マフィアにあっさり拉致されてしまうし、救出に駆けつけた仲間は何度やっても敵のアジトを発見できず、あえなく主人公は殺されてしまうしで、クリア出来ずに頓挫で放置。
別にWindows 10のせいではないのだが、このゲームのためにあるPCのようなものなのに、何か良いことがありそうな期待で過ごしていたこの一週間は何だったのかと、いささか虚しさを覚えるのだった。
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