2013年10月11日金曜日

野球クイズ

アメリカのいくつかの新聞に配信されている有名雑学なんでも質問コラム"The Straight Dope"(これはセシル・アダムズという物知りおじさんが読者の難問に応えると言う形式を取っている)の過去記事に載っていた野球ルールクイズ。

「あるチームが1イニングに7人のバッターを打席に送ったが、結局1点も取れなかった。これはどんな場合に起こるのだろうか。私はノーアウト満塁、2人続けてポップフライ、次の打者がホームラン、そして次の打者がアウトになった時、ホームラン打者が1塁ベースを踏んでいなかったという相手チームのアピールでホームラン無効、無得点というのを考えたのだが違うのだろうか。セシルおじさん、教えて!」

それに対するセシル・アダムズの答え。

まず第一に、代打のことは考えないと言う前提が必要。1イニング中、代打はベンチ登録されている範囲で何人でも出すことが出来る。ホームランの場合だけを考えているのは偉いが、一寸考えが足らない。野球規則には、ホームランの無効アピールは、次の打者が打席に立ち、ピッチャーがそれに対峙した時のみ可能と書かれている。

だから正しい答えは、2アウト満塁(ここまでに打者は5人)、次の打者がホームランを打つものの一塁ベースを踏み忘れてダイアモンドを一周する。そしてその次の打者が打席に入った時、ピッチャーがアンパイアにボールを要求して一塁に送球し、その段階で前打者はアウト、無得点でチェンジ。そして打者7人で無得点という記録が達成されるということになる。お判りか?(以下、彼の得意のトリビアが開陳される)

昔、長嶋選手がベース踏み忘れてホームランでアウトになっていたが、こんな手続きだったんだろうか。あまりに昔のことで忘れてしまった。今は野球なんか見なくなってしまったが、こういうクイズなら今でも面白い。

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