娘たちと毎年恒例のクラシックホテル鯨飲馬食大会開催のため、箱根宮ノ下富士屋ホテルに出かける。
理由は亡妻の命日を家族で過ごそうと言うことなのだが、最近では単なる慣習に陥りつつある。大体、命日はまだちょっと先だし。
今回はかなり見栄をはって、花御殿のスイートを予約した。猫を放っておけないので一泊しか出来ないが。
たとえスイートに泊まっても行動様式は毎年同じで、到着するなり近くのコンビニでおつまみ、缶ビール、ウコンの力などを大量購入し、ディナーも待てず飲み始める。いい加減出来上がったところでディナー。
ここのメインレストランでは、30年前ぐらい前の結婚式ではよくこんなのが出たなぁと言う感じのフランス料理を供してくれる。もう一寸大胆な料理を出してくれたらと思わないでもないが、家族全員シャンパンとワインの方がメインの関心なので、これで充分。ホテルレーベルのジュブレイシャンベルタンとても美味しゅうございました。
食べ終わるとバーに繰り出し、その後は部屋で乾き物をかじりながら、コンビニで買った酒の残りを飲みほしつつ、滅多に集まれない家族の時を過ごしたのだった。チェックアウトの支払いの際、亡妻への哀悼の意にきわめて近似した感情が湧いてきたのもこれまた恒例。
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